インフレ対策なら外債投資
将来の金利上昇を考えて、固定利付債券よりも変動金利の債券が買われてきています。
そして金利が上昇する時は、まず物価が上昇するということで、物価連動国債の需要が高まってきています。
昔からインフレ対策として株や不動産に投資をしたり、金を買うことを勧められてきました。しかし今現在のデフレ時には株や不動産は値上がりが期待できなくて、金も世界的に需要が落ち込んでいて、値上がりはあまり期待できません。
そういう感じでインフレ対策として注目されてきた株や不動産や金が買われなくて、変動金利の債券や物価連動国債の需要が大きくなっています。
債券ならデフレ時でも金利収入が有り、満期まで保有すれば元本が戻ってくるということで、安心して投資が出来るからです。しかし国内債券では金利が低過ぎて投資になっていません。だからインフレ対策も兼ねるなら外債投資をすべきです。
日本がインフレになるとしたら、円安による輸入物価の上昇ですから、国内の債券より円安で利益の出る外債に投資をした方が、固定金利でも為替差益で利益が出ます。
また円安が進まなくても日本よりも高金利ですから、為替の手数料を払ってでも国内債券で投資するより利益が出ます。そういうわけで、インフレ対策ならデフレにも対処できる外債投資をするのが一番です。