FX法人化のメリットとデメリットが分かる!
FX法人化のメリットとデメリットを分かりやすくご説明します。
■FX法人化のメリット
FX法人化の最大のメリットは、税金を支払う上で経費として認められる項目が多くなるという点です。
経費として認められる項目が多くなれば、その分、課税対象となる所得を減らすことができるので、効果的な節税となるのです。
個人でFX取引をしている限り、経費として認められる項目が非常に少ないので、FX取引での利益が大きくなればなるほど、税金が膨大な額となってしまうのです。
つまり、FX取引における利益が大きくなればなるほど、法人化する節税のメリットも大きくなるということです。
2つ目のメリットは、損益を7年間も繰り越すことができるという点です。
個人の場合だと3年間しか繰り越すことができないので、法人化することで繰り越せる期間が4年も増えるということです。損益を繰り越せる期間が増えたことで、将来の利益に対する節税のメリットも大きくすることができるのです。
3つ目のメリットは、その他の投資やビジネスの損益とも相殺することができるという点です。
つまり、他の投資やビジネスで発生した損益とFX取引における利益を相殺することができるので、その分、節税になるということです。
要するに、他の投資やビジネスで発生した分の損益をFX取引の利益で支払うべき税額から差し引くことができるということです。
これは非常に大きなメリットだと思います。
4つ目のメリットは、個人の時と比べて、レバレッジの倍率を飛躍的に上げることができるという点です。
大きな取引をしいて大きな利益を出したいという方には最適な方法です。
■FX法人化のデメリット
FX法人化の最大のデメリットは、法人化するための面倒な手続きやコストが発生してしまうという点です。
これは仕方がないことですが、法人化するメリットを考えれば、このような手間や労力やコストは安いものかもしれません。
自分で申請や手続きをすればコストを削減できますが、時間をお金で買うという考え方で行政書士などの専門家に依頼した方が良いと思います。
2つ目のデメリットは、FX取引で利益を出すことができず、損益しかない場合でも法人税や住民税がかかってしまうという点です。
個人の場合だと損益しかない場合は、もちろん支払う税金もゼロですが、法人化してしまうと、一定の税金を支払わなければならないのです。
FX取引でそれなりの利益がないと、税金分だけ損をしてしまうということですね。