日本の不動産REITは、まだまだ上昇すると思います
日本の不動産REITは、まだまだ値上がりすると思います。
今回のアベノミクス景気で、東京の地価は上昇し、オフィスの空室率は5%台まで低下し、賃料は上昇傾向を示しています。賃料は、まだ上昇に転じはじめたばかりであり、2015年も賃料は上昇を続けると思います。不動産市況の後押しをしているのが、日本銀行による大規模な金融緩和です。
さらに、2015年には追加金融緩和が実施されるとの観測も流れています。中央銀行が大規模な金融緩和を実施すると、大量の資金が不動産市場に流入することは歴史が証明しています。不動産価格が上昇するということは、民間銀行にとって担保価値が増加するという意味を持ちます。貸す側は、増大した不動産価格を担保にとって、さらに資金を不動産市場に貸し出します。
今回の不動産価格の大幅上昇は東京や大都市に限定されているようですが、日本銀行が大規模金融緩和を開始してまだ1年と半年ですから、これからも資金は流入するでしょう。もうひとつの要因は、2020年の東京オリンピックです。
オリンピックに向けて、いま東京改造が行われようとしています。大量の資金が東京の不動産に流入しているのです。REITは毎日売買されていますから、株式のように多少は、価格が上下に動きます。しかし、東京の地価を見る限り、不動産REITの価格が大幅に下落する心配はないと言えると思います。