FXとは
FXとは、正式には、外国為替証拠金取引といいます。一定の金額を証拠金として、FXの会社に預けますが、その証拠金を担保に差金決済により、外国の通貨を売ったり、買ったりする取引です。
FXの特徴と人気の秘訣
FXの特徴として、レバレッジという倍率のようなものを生かすことで、少額の資金で証拠金以上の金額の取引が可能になります。例えば、10万円の資金でもレバレッジが10倍であれば、100万円の取引が可能であるということです。このレバレッジは、日本で最大25倍となっています。
したがって、あまり資金を持っていない主婦や学生でも充分、取引可能な金融商品であるといえます。
外貨取引としては、外貨預金や外貨MMFなどの金融商品で取引する方法もありますが、この2つの商品と比較しても、FXは抜群に手数料が安いという特徴があります。
為替相場は1日、24時間取引が行われているので、昼夜を問わず参加できます。
したがって、サラリーマンには、最適といえる金融商品といえます。これに対して、株式の取引は、日中取引のため、サラリーマンには、あまり適していないといえます。
また、スワップポイントという各国の通貨の金利差を活用して、金利の高い通貨を買うことで毎日差額の金利を得ることも可能です。
例えば、日本は今、超最低の金利といわれています。100万円の資金を普通預金に預けても金利は0.1%で、1年後でも、100万円×0.1%=1,000円ほどの金利しかつかないです。
これに対し、南アフリカは、金利が5%で、1年後であれば、100万円×5%=5万円もの金利が期待できます。日本円で南アフリカ共和国の通貨を100万円分買えば金利差は4.9%なので1年間預けると4万9000円増え、FXはこれを日割りで毎日受け取ることができます。したがって、4万9000円÷365日=134円程度が毎日貰えることになります。
ただし、為替の変動で、為替差損が発生する可能性があるので、その場合、毎日貰えるスワップポイントも、為替差損とトータルすると損失になる可能性もあります。
よって、FXで稼ぐ方法は、為替レートの変動を利用して、為替差益を得るか、あるいは各通貨の金利差を利用するスワップを狙う方法の2つになります。
証拠金5万円で、レバレッジが20倍であれば、1ドル100円で1万通貨取引が可能です。
1ドル100円で買い、円安になり、1ドル105円で売れば、1ドル5円の儲けで、5万円の為替差益になります。また、スワップポイントも円高から円安が狙い目であるといえます。
為替差益とスワップという2つの戦略をとれるのが、FXの特徴であり、人気の秘訣といえます。